行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
KEN
波の間に 迷ふ小舟の 燈りかな ざわめく槻を 渡る朱の星
12
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逆光にゃんこ
風青し 苗が水面を覆ふ頃 彼方に眺む麥の盛りを
8
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トオルちゃん
彷徨える視線の交差は暗号か催眠術か思い過ごしか
3
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KEN
水無月に 殘る根雪に ほのぼのと 白きほむらは まだ燃ゆるらむ
13
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金魚藻
青空に白く聳える直方体僕らの海は電子の彼方
2
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横井 信
新しいイグサのラグに寝転んで風を楽しむ午後のまどろみ
12
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横井 信
焼けるよな日差しの朝になけなしのゆとりが少し削られていく
16
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夕夏
うなばらにただようごときことのはをよせてはかえすきしべのわたし
2
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へし切
あと少し 四葩の花の咲く日まで 五月は暮れて 空 青々と
19
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滝川昌之
スニーカー洗って干せば夏空が裸足で来いよとビーチへ誘う
24
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滝川昌之
風向きで潮の匂いのする窓は夏ごと錆どめ塗り直す窓
20
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横井 信
やっと着くカエルの歌の出迎えにふらつきながらため息ひとつ
12
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灰色猫
初夏の睡蓮鉢の浮草に安らぐように琥珀のめだか
26
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灰色猫
あきらけし月眺むれば梔子のはつか匂へる夏の立つらむ
24
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つちだゆういち
時々は逃げたくなると耳すます尾崎豊の十五の夜を
11
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つちだゆういち
Yシャツに短歌メモした紙切れをついつい忘れ洗濯機へポイ
9
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つちだゆういち
老いた猫肝を患う喘鳴と微かな命腕に抱きしめ
9
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青き銀椀
涼風の一樹は蔭となりつつも表に若葉へ陽の浴びせるよ
11
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青き銀椀
宵深き雲に覆はれ見へずとも想はるるかな三日月の形
12
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青き銀椀
こなれるや夜空の雲に覆はれて満つる行き方月はさも知る
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