詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
ぬばたまの 闇に儚き 花の燈を 手のひらに留め まなこにしまふ
19
もっと見る
KEN
夢に泣き 濡れた乙女の 睫毛かな 雨上がる朝 堤の杉菜
12
もっと見る
コタロー
落花するスローモーションはらはらと行き交ふ人の身體に掛かる
9
もっと見る
コタロー
枝垂れたる櫻の花が吾の顏へ薄紅色の香りを運ぶ
12
もっと見る
コタロー
穩やかな池に向かつて瞳閉ぢ聞こえてくるは噴水の音
14
もっと見る
光源氏
流れいずるしづくに袖はわび濡れてかなしかるらむ山吹の花
19
もっと見る
うすべに
聖母燃ゆ 悲しみ深くたゆたえど 沈まぬ街は明かりともして
11
もっと見る
うすべに
ゆっくりと 花の下道ふたり連れ 白髪を飾るうすべにの雪
16
もっと見る
青き銀椀
汝が歌の聞こえて見えてこころにも読めて礼する春散りやまず
16
もっと見る
青き銀椀
かねてより季は移れる心にも春を訪うかな君が世なれば
14
もっと見る
青き銀椀
草枕旅寝の夢にクレマチスさがして上る螺旋階段
15
もっと見る
滝川昌之
コイノボリ令和の空へ助走して今年は派手に飛ぼうじゃないか
23
もっと見る
滝川昌之
「合わない」と叩き付けたい辞表なら三十余年も引き出しにある
27
もっと見る
滝川昌之
「友情」の進入禁止を描くだろう獣医学部にバンクシーなら
19
もっと見る
まぽりん
巴里の河みづながれゆく鐘の音のたかき塔よみがへりなむ
28
もっと見る
灰色猫
吹き荒ぶ雨にあらがう桜たち止まぬ嵐はありはしないと
23
もっと見る
灰色猫
綺麗だと言われる時は短くて桜に染まる乙女のように
25
もっと見る
へし切
授かりし 小さき命の産声に勇気をもらい そして父になる
25
もっと見る
へし切
風にのり大空を翔るおおわしの気高きこころ君な忘れそ
24
もっと見る
横井 信
花風に舞う花びらに誘われてそっとほどけるツツジのつぼみ
20
もっと見る
[1]
<<
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
|
33
>>
[57]