水月のお気に入りの歌一覧
秋日好
濡れた石濡れた貝殻ぬれたきみ手にしておきたく眺め続けて
13
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祈り花
すぐそばの戀を戀とも知らなくて遠くばかりを見つめて生きて
10
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詠み人知らず
虐めからかばいし子の口翌朝より愉しげに我を蔑み捨てり
14
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詠み人知らず
集会で賞を得し読書感想文書くも檀上のぼれず仕舞い
10
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詠み人知らず
冬の日に一言おこたり我が机教室の外に出され孤立し
12
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滝川昌之
探梅へ背を押すごとく穏やかな霜の降りない大寒の朝
21
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へし切
あとがきで纏め綴った感想文 狡したことは今も消えない
19
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灰色猫
いじめから逃げた僕には言葉なき悲しみ深き君の傷跡
22
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灰色猫
ビー玉を集めていたの彩りのあふれる涙を求めていたの
13
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灰色猫
雨音を必要とする世界へと浅き眠りにショパンの指を
15
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千野鶴子
丁寧に紺碧の薄いセロファンを一枚一枚重ねた夜空
9
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横井 信
楽しげに 葉っぱを鳴らして 風は吹く 陽射しの中に 浮き立つ心
12
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コタロー
目覺ましの時計の針を春にしてそろそろ冬眠起きる頃かな
7
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コタロー
暗闇に靜寂極まる此の夜は明日へと續く夢の架け橋
8
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夢士
大寒の空に眉引く月の影襟かき合わせ暫し眺むる
22
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舞
たわむれの恋売る街の煌めきもいたずらに降る時負う吾に
7
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詠み人知らず
構成力 文章力へと贈られし心眼見抜くひかりの勲章
8
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詠み人知らず
めぐし子に暫しの別れと渡されし卵のかたちの白磁を撫づる
9
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詠み人知らず
とじられたシュガー・ポットの哀しみをお皿にのせて甘くなかせて
11
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どびー
「希望より絶望のほうが楽しいの?」潜在意識に訊いてみた夜
8
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