野々花のお気に入りの歌一覧
矢車菊
蒼穹の三日月のやうな横顔で本を読むのが好きなひとでした
18
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詠み人知らず
来ぬ人を思案するよな顔をして過ぎ行く人を目で追う猫よ
16
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たけくらべ
女子集ふロッカー室の戀バナや笑顏のあとに溜息ひとつ
5
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たけくらべ
御神籤の待ち人来たる信じつつついぞ今年も独り身のまま
6
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詠み人知らず
俗人と違うと威張る俗物の ふつー過ぎてる 朝のトースト
15
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桐生賄
エメラルド 我の誕生石だけど 高價だからと 畫像で我慢
9
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詠み人知らず
一年を隔てて父が集めたる 正月にさえ 帰らぬ家族
23
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千映
みちのくに長き住みたる吾の耳に関西ことばの早く聞こえる
18
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あふひ*・○・*
舞鶴の大海原と父の手と微熱浮かされ夢に見るのは
11
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コーヤ
移りゆく季節の彩り花もまた楽しみつ過ぎ心豊かに
16
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只野ハル
日曜日車椅子二台はあれど一人で押せずに家にいる日
20
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只野ハル
左手の親指も割れ絆創膏が二指になりため息ふたつ
12
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只野ハル
脚止まり肉塊と化す母支え歩いてと声をかけ踏ん張る
13
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本能寺
三日月を伴に歩けば冷え冷えと 夜風吹くなりきぬかけの路
21
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雪柊
思想には讓れぬ正義がありとても命に勝る正義は在り得ず
15
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へし切
来し方の道はかすみて遥かなる 甲に浮き出た己が手の染み
26
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雪柊
尖鋭化し過ぎた思想は自らを滅ぼす物なり今も昔も
11
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夢士
引き出しの奥に隠れし古き箱定年の後使えぬ名刺
19
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桐生賄
砂掻くは 警察学校生徒達 不明者探し 手がかりあればと
10
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千映
老いてゆく日々の早さを気にしてる君の寿命を延ばせばいいの
13
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