吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
矢車菊
かなしみは凛と冷たき冬のように汚れなきままでいて、クリスタル
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矢車菊
学校のチャイムけだるく響く午後遠い記憶の教科書開く
21
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へし切
黄落の街路のつつじかえり咲く小春のどかな冬のはじまり
22
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へし切
口紅に潜めた恋の戦略に胸はドキドキでも知らぬふり
20
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千野鶴子
冬に向け赤いマフラー巻く私赤い葉散らし裸の桜
10
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横井 信
ビル風が 行く手を阻む 路地裏で 日差しを浴びて 輝く銀杏
19
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横井 信
絶え絶えに 虫の音響く 雨上がり テクテク歩く 晩秋の夜
16
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横井 信
あこがれか 橋の手すりに 白い鳥 朝日を浴びて 泰然自若
19
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横井 信
帰り道 気になる仕事 思いつき 間違い気づく 明日への焦り
14
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夢士
赤や黄の服に白地のストライプ軒を彩るこのすずめうり
25
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夢士
霜月や夕陽沈みて落葉踏む急ぐ家路に北風小僧
21
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紫苑
尹東柱生れてももとせすぎゆきの影しのびよるうつしよにゐて
14
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紫苑
査証なと問はぬ町なれぬばたまの真夜のコンビニ敬語の訛り
14
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紫苑
閉ぢ込めて見捨てしといふ言もあり命にまさる機密とはなにか
10
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紫苑
陽ざかりをコトブキへゆく賭けごとの染みたる街にそを聞きにゆく
9
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石川順一
四季咲きのバラに四つの花が付きナンテンの実も赤く色付く
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石川順一
千両の実は長いこと真みどりでようやく少し赤らみ始める
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石川順一
カモの群れ孤高の鷺は飛び立ちて再び戻る川の中かな
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関山里桜
桜紅葉いとど匂へる霧雨に石畳をゆく郵便バイク
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関山里桜
君と我 互いの胸の淋しさを一匙すくい舐め合えたなら
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