すばるのお気に入りの歌一覧
真夏
街の灯を 夜雨静かに 消して行き たった一輪 藻の花が咲く
8
もっと見る
紹益
主なき お屋敷実る 枇杷の実は 甘く熟せど 取る人もなし
21
もっと見る
たみお
泣いたって 雨の中なら 分からない 誰も知らない 誰も知らない
12
もっと見る
蜻蛉
言の葉にのせた思いは届かずに小川に流され浮きつ沈みつ
14
もっと見る
蜻蛉
宵の月眺めしままに思いけるいつぞや君と見たあの月を
6
もっと見る
浅野ぶんくろう
逆立ちはずっと苦手な僕だけど地球の裏で立ててるようだし
6
もっと見る
美津村
遠きより人は憎しみゐるらむか清らなる君の声聞きにゆく
12
もっと見る
inosann
辛き事すぎれは記憶となりにけりか 老婦の語る「十年はすぐ」に
25
もっと見る
みやこうまし
かあかあと木上で喚きカラス共何を相談 梅雨の始まる
13
もっと見る
紫草
裏山の栗の木の花総立ちてひりひり想う彼の人との距離
23
もっと見る
五穀米
つくづくと短詩は理系の遊びにて数学センスが物を言うもの
7
もっと見る
工藤吉生
夕方の料理番組の調理器具ウチのやつよりどれも立派だ
2
もっと見る
紫草
雨の夜もその身を灯し脈打ちて蛍は闇に消えてゆきたり
30
もっと見る
夏恋
急激に大きくなった雑踏が乖離し響くさよならの声
10
もっと見る
詠み人知らず
昼休み作業着姿の青年が 風のベンチでおにぎりを食む
13
もっと見る
あかる
おやすみの絵本せがまれ読む君の 声心地よくそっと聞きいる
11
もっと見る
みなま
情熱と受難をその名にあわせ持ちパッションフルーツ細き花びら
11
もっと見る
詠み人知らず
街の灯が雨に滲めばじんわりと心の泉に淋しさの湧く
34
もっと見る
衣良
骨張った手 長い睫毛に目はふたえ すきです とても届かないけど
7
もっと見る
詠伝
本当は柔らかいはずの輪郭も容易に崩れる1ビットの妙
12
もっと見る
[1]
<<
266
|
267
|
268
|
269
|
270
|
271
|
272
|
273
|
274
|
275
|
276
>>
[299]