柊+のお気に入りの歌一覧
KEN
いさよふは 人のみ有らず 夏の風 天霧れ乱ひ 滾る峰かも
14
もっと見る
へし切
秋風は未だしに暑き 七月尽 秋のけはひは何処にありや
15
もっと見る
恣翁
日曜の 山手のカフェはひっそりと 押し黙る二人 卓に向き合ふ
14
もっと見る
ななかまど
声だしてこんなはずではなかったと登り終えたる陸橋の上
10
もっと見る
名鈴
数多ある 京の井の水脈 い繋れり 地に隠さるる 淡海の湖よ
17
もっと見る
滝川昌之
急増のメダルの数と感染者どちらを観るかどちらを看るか
16
もっと見る
横井 信
まだ青い柿を数える果樹園のステレオで聞く蝉の合唱
14
もっと見る
へし切
ワクチンの物すら足りず何頼む為すも為さぬも万策は尽き
15
もっと見る
葛城
攝り召せと古人にもすすめらるウナギの重ね心して食む
14
もっと見る
桃山
惜しみなく水浴びさせる草花の癒しの為に骨を折る朝
10
もっと見る
ななかまど
この水がすべて生みたる素ならん緑ひろがる至仏に立てば
10
もっと見る
葛城
爲るのなら是非に聞たき蝉しぐれ姦しくあるその事訳を
9
もっと見る
へし切
思ひ切り堪へにしものを中々にえも減り遣らず疫病に惑ふ
15
もっと見る
滝川昌之
人類の森林破壊へ警鐘のブザーのごとく鳴る蝉の腹
14
もっと見る
朝比奈
引き際を鮮やかにせむ為に今足掻くも一興枯れるも又よし
16
もっと見る
横井 信
曇天の夏の工事の道端に力尽きてる蝉の亡骸
12
もっと見る
KEN
姥百合は 己が姿と 露置かむ 夏の夜霧に 更ける月見て
12
もっと見る
ななかまど
鎌倉の古刹の涼や百日紅ももいろフリル揺らす夏風
14
もっと見る
KEN
夕立よ 荒くな降りそ 白木槿 今に似合はぬ 斑雪と散りぬ
11
もっと見る
横井 信
産まれ出づ一日分のお日様を求めて蝉は梢にのぼる
13
もっと見る
[1]
<<
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
>>
[60]