行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
青き銀椀
飛びし姿の大人に同じ白鷺の子は天翔けてゆける初夏
6
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青き銀椀
放哉の句集を枕元に置き独り臥す昼冷房働く
7
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青き銀椀
手に受くる三日月ほどの君が歌泪とともにかがよへるごと
7
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つちだゆういち
三つ編みの上司はいつもマスクして素顔知るのは部下の僕だけ
13
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青き銀椀
しとしとと雨降り初めて今朝に聞くバイク一台梅雨に入るかな
9
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青き銀椀
梅雨に入り山の霞みのほつれとも見へて所に肌の緑と
9
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灰色猫
滝の音に聞こゆるほどのひぐらしの歌ぞ恋しき梅雨の便りや
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青き銀椀
しづけくもこの夜憂ひに寄り添ひてさざ波とよむ季のことの葉
9
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十進
端居して夕闇迫りふと吾に返りし空に一筋の影
7
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もみじ☆彡
橘の 散りゆくさまも つつましく 香はとどまりて 花散里に
11
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つちだゆういち
失恋で狩りに目覚めて皆中を遂げし我こそ手負いの獣
9
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青き銀椀
朝の山草分けて陽の眩しかり眼を細めつつ手をかざし見ゆ
6
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青き銀椀
せつなさの夢のあとにも想はるる露ひとしづくすくふ指先
12
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つゆふみ
知つてるよ それぢやないそれではないの名札の陰に隱されたボク
5
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つゆふみ
その柵を超えて誰かものでない地に立ち入れば 廣がる甘味
5
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つちだゆういち
あの時の真の思い伝えたく君を想いて和歌を詠みたる
12
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青き銀椀
あじさゐの花の数とか花びらの数とか数へきれない葉とか
9
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青き銀椀
風に乗り来た道をまた戻りては他の雀を見つけて追へり
10
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青き銀椀
ひと露の觸れるあたはず風のみの知れる玉かとぞ想ひまさりぬ
9
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滝川昌之
存在を消せる資質が大切と司書はいつでも小声で話す
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