水月のお気に入りの歌一覧
秋日好
書きとめた断片集め散りばめて君のキルトを作ってみたいな
17
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舞
紅つけぬくちびる初しジャスミンの仄か香りと語りかけ来る
6
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詠み人知らず
邪を切る青玻璃の麻の目のグラスの紋樣 手に光る午前
13
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詠み人知らず
傷を知り弱る心をふるわせて郷愁の海に憧憬を積む
11
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詠み人知らず
赤石に雨上がりした冬の香を聞けば恋しき古里語りぬ
11
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祈り花
老いぬれば昔ばなしの主人公さりとて氣持ちは少女のままに
12
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ラベンダー
窓越しに 射してくる陽に 肌温く 大寒前の 一時の春
16
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滝川昌之
黒板に消しても残る筆圧で伝えたかった学び舎の恋
19
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コタロー
碁敵に碁で負かされて泣ゐた日は亡き父思ひ月を見上ぐる
10
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へし切
楯並めて稲佐の山の照る月に鶴の港は光をまとふ
16
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灰色猫
言の葉に心抉られ傷跡を癒やすもやはり言葉でしょうか
16
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灰色猫
深海で傘をたたんで浴びてますマリンスノーの白き癒やしを
14
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石川順一
川の土手自生か人為か分からねど意外と水仙咲き誇りけり
13
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銀
薄暗き窓からのぞむ藍色は見知らぬ空気の味がするかも
9
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横井 信
風緩く 遠くの山が 霞む朝 焦らずいこう 空は水色
12
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夢士
硝子越しポカポカ冬日背に受けて見やる車窓の向こうの筑波
13
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石川順一
工事中道は途切れてしまいけり高架をなくし坂なくすため
13
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夕夏
いろつけずあいではじめてんでおわるいろはかるたでことのはならい
4
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恣翁
法衣脱ぎ 湯浴む比丘尼の 美しき頭 寒げに青々と見ゆ
19
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秋日好
言の葉は降り積もってはくたちゆく侵蝕されるか糧とできるか
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