詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夕夏
わざわいのもとをしるしたもじなればくちびるさむしうたよむたびに
5
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秋日好
書きかけの人生あちこち散らばせて撚りあわせもせず春を眺める
15
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恣翁
一本に 玉簪花に似て五つ六つ 紫蘭の花は 般若思はす
16
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淑乃さと鹿
黙祷の サイレン横目に 鳴らす靴 あの日から逃げ 街に溶け込む
13
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へし切
吾が袖の君が残り香消えあへぬ身を知る雨に泣き濡るるとも
22
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まほろ
箸先で割るゆで卵の黄身は散り名残のおでんに春の花咲く
14
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仁奈
温かな背中を触る今だけは貴方のもので居てあげるから
9
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秋日好
芝上の雪解け来の水溜り真鴨のつがい同時に着水
14
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葱りんと
あの人に 会ったら何を 話そうか 考えるが花 何にも言えない
12
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詠み人知らず
風雪に耐えし人柄滲みたる和やかなる面の笑顔皺かな
17
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詠み人知らず
人逝けば疎縁の身内も利を得むと集くハイエナ骸食むがに
8
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詠み人知らず
忘られぬ思出胸に鏤みて眸に未来の蒼穹映さばや
15
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詠み人知らず
愛でることできない桜の蕾にはあなたの寄付が必要ですと
3
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深谷真雪
弥生きて日に日に澄んでゆく空の蒼さ 汚れた僕にはむごい
4
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工藤吉生
母の目玉探す夢から覚めてなおしばらく探す母の目玉を
4
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藍子
少しでも私の心配無くそうと気遣う家族に夫はいない
13
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滝川昌之
持て余す春の日差しと卒業で浮いた身分と褪せた教科書
21
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浅草大将
いそのこと消して闇夜を辿らまし愁ひばかりの春の御あかし
10
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己利善慮鬼
悲しみのラベルを貼って僕たちの恋は何処かへ運ばれていく
7
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己利善慮鬼
君もまた二度と出逢えぬ人になる月を満たした光のように
3
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