野々花のお気に入りの歌一覧
永草御行
ガラスからわたしを睨むのもわたし 電車は地上へ多摩川を越え
7
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矢車菊
きみの声聞いていたくてまたぼくはますますしどろもどろになって
19
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詠み人知らず
隙間から初冬が忍び込んでくる ドア好きたちは 手をポケットに
15
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へし切
すぎ来にしむそじの春の夢のあと めぐる思い出 恋ひそめしころ
25
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まぽりん
木の実にも時雨ふるらむ育みし柞の森のかれぬる秋は
37
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コーヤ
小春日に香りが誘う秋の午後秋明菊が庭を明らむ
15
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矢車菊
失ったものが本当は何なのかわからぬままに歩き続ける
13
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只野ハル
晩秋の時雨の中を濡れて行く日暮れの小径行く宛知らず
18
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みやこうまし
さよならを言わずにこの世を去るつもり 輪廻転生 又の日会える
21
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灰色猫
空き缶を 蹴とばしながら 帰る道 蹴っていたのは 自分の孤独
47
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林林
病めるとき「あなたの笑顔が一番の薬」とおっしゃる母心かな
21
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深倖(白子鳩)
冬枯れの空に震へて紅葉葉は果てゆく命終へむとやする
10
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矢車菊
思ひ出を取り出すやうにまた重き辞書からひとつ言葉拾ひぬ
20
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詠み人知らず
微かなる音しておちる冬薔薇 待ち人見えず今花終わる
8
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秋日好
観覧車譲り合っては全景を見降ろすカプセル マルチリンガル
10
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詠み人知らず
様々な色が都会に滲むから 明日は眼鏡を 新調しよう
17
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秋日好
ゆっくりと流れる時間小春日を血の繋がらぬ母と愉しむ
18
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ながさき
縄文の 一万年の 文化には 世界が注視 豊かな知恵が
18
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舞
日々過ごす家事に荒れたる妻の手に言葉にせぬも感謝ひと言
21
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みやこうまし
そのあした来世で目覚め気が付けば 異母に抱かれて泣いているかも
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