すばるのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
憎むほど身體の水が腐敗して上下左右がどろどろになる
14
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みやこうまし
梅雨曇り 心の洗濯図書館で 書架を巡りて 著者にまみえて
14
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南美帆
日曜の朝は匂いで目が覚める子らの作ったホットケーキの
17
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舞
長くなる影追いかけた校庭の夕焼け雲は変わらぬままか
8
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洩矢転石
左手でちょっときみがふれたのは色づく前の白いあじさい
9
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蜻蛉
鬼となり独りの夜を迎えとてそれでも守るべきものがある
5
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へし切
梅雨空をいぢけて眺む家の中好い年をして見とうもなきが
29
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夏恋
雨降って地面固まり訪れしからり快晴降り注ぐ夏
12
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夏恋
純粋で己れを穢れないなどと思う傲慢鼻持ちならぬ
12
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みなま
拍手などいらない歌詠むよろこびをほかの理屈でとやかく言うな
14
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みなま
心疲れ子に剣呑にものをいう反論せぬ目が哀れんでいる
16
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詠伝
ひいやりと優しい人魚には成れずヒトも所詮けだものと知る
9
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詠伝
重なりあう内に混ざってゆくのだろうもう君なしじゃワタシで居れない
10
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たんぽぽすずめ。
冬なのに鰯雲あり君が居た日は去り道へ溺れる如く
16
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ほの香
降り止まぬ梅雨のかなたに青一色の空を想へば自由が駆ける
13
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詠み人知らず
雨風を独りでよけて生きて来た強さがあるねと言われ頷く
18
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南美帆
忙しい合間に携帯開くとき君が笑顔になりますように
16
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詠伝
朽ち果てた冬の残滓を切り落とし重い想いに別れを告げる
16
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浅野ぶんくろう
一読で人生変える本なんて思い込みだし 君の言葉も
6
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片井俊二
三月のコートのボタン外したら首をなでゆく優しい冷気
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