半格斎のお気に入りの歌一覧
円香
君を待つ書店で立ち読むミステリの続きが君より待ち遠しくて
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たんぽぽすずめ。
鼻つらにビールが在って10分と決めたサウナは果てなく長い
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わらこ
好青年 爽やか 陽射し アウトドアそんな言葉が似合わぬ君を
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みずたまり
駆け回る子等よ踊りの輪に入れとやぐらの声はただ響くのみ
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紫苑
あさゆふにわたる川かぜ秋をはらみ桜わくらばそそ降りやまず
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聴雨
秋の朝色なき雨よひと頻りただまつすぐに大地を抱け
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わらこ
もういっそ キングコングのいた街で君に誘拐されてしまおう
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山桃
黒みつつ燃える焔のせつなさを忘れていつかおとなになりぬ
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阿房奈児
囃子の音 行き交う人の 嬌声が 次第に消えて 届く虫の音
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まるたまる
花柄やフリルやチェックにときめいて乙女な服が着たい秋です
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きりあ
蓮が咲き転生を知る女あり過去世の自分に頭を下げる
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たんぽぽすずめ。
かそけしき虫の声音は寄せ返し一期の君が点りさびしひ
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平 美盛
美しき 花には棘が 有るように しびれるような 君の毒舌
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芳立
口々にあきなる夏をうらめれば高架ホームを風ぞ通れる
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日央
秋空の高き雲居に昼の月 見えつ隠れつ流れ行くかな
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由良
窓辺より流れる風に混じりつつ秋を奏でる鈴虫の声
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わらこ
教科書を忘れたこともささくれも君のせいだとしたくなる朝
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詠み人知らず
土下座した姿のままで潰されるカエル 別れは済ましてきたか?
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光源氏
池の面に我がうつし身をながむればにごりみだるる定まりを知る
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芳立
逃ぐまじな世に生ひいづる千ぐさとは勝つべくもなく負くべくもなく
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