野々花のお気に入りの歌一覧
灰色猫
静謐な 睡蓮鉢に 浮草と めだかが泳ぐ 我が家のみずうみ
31
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へし切
寒々と北風吹けば秋は去り人肌恋しひとり寝の夜は
19
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千映
落葉掃き解放されて一息をつけば初雪季節が巡る
11
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詠み人知らず
「いい人」の仮面が癒着したもので 仕方ないから いい人になる
16
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和草
焼け焦げた大地をしまかぜ駆け抜ける 冷たき雨の向こうの青へ
14
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芳立
春夏の色はおぼえぬ枯れすすき時ふるままに雪の花さく
9
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コーヤ
美しく歳を重ねて元気でと友禅菊の咲く庭眺め
11
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喜
ありがとう 貴方の今日のその歌に素直に笑ひ はじまった朝
14
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恣翁
気兼ねして 静かに俯く 痩せし背の 長き月日の旅思はせぬ
20
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都忘れ
花梨の実 やっと割れると 優しい香シロップに漬け 咳する孫に
6
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舞
木漏れ日の揺れて朽ちゆく落ち葉らに埋まる小径の静寂の秋
17
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ことほ(言祝)
気の合わない人は人生の師として穏やかな日々を過ごしましょう
5
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灰色猫
自分とは 何者なのか 問いながら 絵筆走らせ 描く自画像
25
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きりあ
冬が来たこの地のことを語るには無口な他人と酒酌み交わす
9
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矢車菊
この距離を大切にしていたいから僕らはずっとともだちでいる
19
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詠み人知らず
天秤に 乗せてはかりし 悲しみを見比べている 口をつぐんで
8
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詠み人知らず
呼ぶ声は読まずに食われた文に似て涙の谷間響いて消える
7
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詠み人知らず
果たされぬ約束を待つ逃亡は響いただけの声を残して
8
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詠み人知らず
君想い利休鼠の雨の降る街の花屋で求めしシクラメン
19
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本能寺
澄んだ空 おうオリオンか久しぶり ようやく上を向けたみたいだ
20
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