吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
秋日好
友人の宅前停まる救急車刻限きたかと心鎮める
16
もっと見る
秋日好
アリアドネ糸を失くしてラビリンスひとつの灯影の下 蹲る
11
もっと見る
秋日好
支えられ 崩れ落ちゆく心でも永劫回帰の輪を編めようか
19
もっと見る
秋日好
珊瑚閣と名付けられたる楓の木彼を思いて植樹すること
17
もっと見る
横井 信
青空に 翼を広げ 飛んで行け 間違うことの 不安を乗せて
14
もっと見る
横井 信
間違いを 正せずにいる 不安感 何かが違う 事だけわかる
15
もっと見る
只野ハル
食べ過ぎも飲み過ぎも良くないと知りつつその時は止められぬもの
9
もっと見る
滝川昌之
枝えだを一鳴き渡る鳥さえも風の寒さを嘆きはじめる
24
もっと見る
滝川昌之
何方かの何時かの想い閉じ込めた古書の中から銀杏の栞
25
もっと見る
へし切
夕暮れて灯りが恋しいそんな日はお一人様にやさしいコンビニ
24
もっと見る
へし切
世の中は良くも悪くもしがらみに囚われ縋りみんな生きてる
20
もっと見る
詠み人知らず
内臓はき出すほど折れ曲がって初めて焔ひかり迸しる
5
もっと見る
詠み人知らず
喰らふでも弄そぶでも無い息を唯すって吐いて焚き拂ふ人の窠
6
もっと見る
詠み人知らず
もろともに崩折れるとき彼も我も暗く冷たい奥津城さながら
7
もっと見る
詠み人知らず
人の胸に撃ち込む杭と立ち尽す荒ぶる神かガッドヂラよ
5
もっと見る
詠み人知らず
望遠のレンズで覗き見たようなリアルな月が屋根に乗りたり
21
もっと見る
横井 信
子を連れて 産業まつり 風強く 屋台を巡り 並ぶ焼き芋
13
もっと見る
横井 信
悔いはない 一年前の マラソンは また走りたい 治れよ体
16
もっと見る
横井 信
譲り合う 余裕を持ちて 駅を行く 一歩下がった 月曜の朝
14
もっと見る
横井 信
トンネルの 出口に向かい 歩く人 電車の中の ポスターが好き
15
もっと見る
[1]
<<
261
|
262
|
263
|
264
|
265
|
266
|
267
|
268
|
269
|
270
|
271
>>
[499]