水月のお気に入りの歌一覧
舞
雪積もる歩道を歩む老夫婦支えささえつ語りかたりつ
12
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へし切
あかあかと雪気の空に寒椿 今か今かと春を待ちわび
20
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灰色猫
受け取って貰えなかった花束が雨にうたれて輝かしいです
15
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灰色猫
東北で絶えた命に鎮魂を宮沢賢治の詩集を愛す
17
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灰色猫
うたかたの冬のぬくもり猫の夢エンドロールは茜に染まり
20
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灰色猫
透明なピアノに雨が降るまえに私は水の調律を終える
16
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蔓葵
むかしたれもとの暦をあらためて年によたびの春になしけむ
8
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蔓葵
とも千鳥ゆきげの雲にむせぶらむ涙みぞれと今日は降るなり
14
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へし切
吾は知る 人の弱きを「漱石」に 「小林秀雄」に人の無常を
22
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夢士
矢のごとく流れに入りて魚くわえカワセミ光る冬晴れの朝
19
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君丸
空に風 祈り掛け捨て 虚しくも 真の風なり 想いの実なり
10
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舞
何もかも打ち捨てゆかん大空の鳥にしあらぬこの身哀しも
9
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コタロー
生きるのが下手なる僕は鳥や猫草木を眺め歌にしてみる
12
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コタロー
マフラーで口元隱す女學生自轉車漕いで寡默に走る
7
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滝川昌之
僕たちは「逸見政孝」に散り様を「小林麻央」に永久を学んだ
17
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白彗
ビニ傘に 雪結晶の デコレーション 静かに変わる 冬の万華鏡
9
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詠み人知らず
底見れば精緻の光の氾濫が 邪を切りあをく 粋照らす切子
11
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灰色猫
恋なんて淡雪みたい儚いね一緒に枯れゆく花になろうね
16
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へし切
泡雪の消ぬべきものを吾が恋の君がこころに結びこめては
27
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夢士
睦月なか夜来の雨の上がる朝霧立ち昇り霞むバス停
18
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