都詩のお気に入りの歌一覧
あまおう
尽きること無しに舞い散る桜花 終わりでなくて 始まりなのだ
28
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紫苑
はないろの吐息をひとつつくやうに文をしたためゐる万愚祭
11
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栞
春物の衣装ケースのふたを開け想い出たちに襲われる午後
24
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栞
きみの目に花びらみたいに映ればと十の爪塗るさくらの色に
20
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林林
三枚の布団に四人雑魚寝する狭いけれども楽しい我が家
115
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詠み人知らず
好きなひと背中がそこに見えるのに フォークダンスは 終わってしまう
20
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ゆえ
表裏恐ろしいほどはっきりで同性の目には般若のあの娘
3
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すばる
母さんと甘えてくるのは熱がある時だけなのね少し寂しい
19
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あまおう
肩先の ほこりをスッと つまんでは 真顔で去ってく 彼女の余韻
26
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秋日好
だんだんに体が弱っていく夫突然死んでおかしくない妻
8
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もなca
さくらさくら思う存分咲いたなら風の吹くままこぼれゆくだけ
22
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松本直哉
濡れ重るさくらのしたに立つきみのはるのコオトのいろのやさしき
6
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夢士
妖艶なシキミの花の咲き出ずる一枝手折り父母に手向けむ
17
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詠み人知らず
カタカナの英語であれどじいさんが大男らに駅を教える
11
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秋日好
母になること諦めて今がある 子供に注ぐ愛をどこかに
24
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みなま
ひたすらに無事に還れと祈りつつ御守り袋の紐を結びつ
16
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河のほとり
おもかげの誰とも知らず消えゆけば桜の奥のふかき夜の闇
14
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矢車菊
諦めたたくさんのこと抱きとめて歩けば花はみなうつくしい
18
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松本直哉
棕櫚の葉を手にしていづる聖堂にはるのひざしのしらじらとふる
5
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村上 喬
やわらかく口にふくんでソムリエは僕らの過去を味わっている
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