猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
山桃
よびかわす声のまぼろし若聞きにほうほうとして山ふかきかな
5
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山桃
くれなゐのとどめがたしも夕ながれ藍にしづめる冬の家
8
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さる
遠き友真心こめて送り越しシシャモを焼きて焼酎飲めり
12
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狭霧
山峽の楓紅葉も散りぬべき鄙に師走の木枯らしぞ哭く
8
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舞
月影は秋こそ哀し 紅に散るもみぢ葉の山の端に照る
3
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粕春大君
雁がねに託すたまづさ雲居より翔り来たれる秋ぞまされる
6
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さる
黄金の葉を敷き詰めた公園の銀杏の枝に葉の姿なく
4
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詠み人知らず
幼な児の飛ばすシャボンの一瞬の美しき虹色儚く消える
9
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浅草大将
もみぢ葉を一夜に散らす初時雨ふるの山道秋はゆくらし
15
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聴雨
ひさかたの雨降り初むる宵やみに音なく散りぬ白き山茶花
20
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さる
身につかぬ与党の資格未熟なりヘマの連続支持率落下
4
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山桃
もみぢして一足先の枝振りに男をあげたね桜裸木
11
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山桃
ねもころに鳴いて消え入る蟋蟀に素足冷たき晩秋の風
17
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さる
鍋奉行食べる間もなくつぎつぎと箸が行き交ふ夕餉の膳に
6
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庭鳥
傘の柄を剣のごとく握り締め甘樫丘さつさつ登る
7
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庭鳥
木枯らしにせかされながらシオカラはお濠の上のひなたに遊ぶ
11
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山桃
濡れ髮のつゆけきままに朝霧を踏んであらはる林かな
6
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山桃
秋寒の夜は昔の紅絹裏の糸のほつれや帰らざる人
11
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さる
待ち焦がれスズメの涙ほどの金 偶数月の十五日けふ
4
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浅草大将
女郎花咲く橋もとに寝ぬる身の男山にぞなどてたつべき
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