KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
ハイカラさんごとく日傘を差したのは雲影見上げた紫陽花でした
12
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ななかまど
朝刊は梅雨に入れば玄関にポリの袋でよそゆきの顔
6
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うすべに
何ねがう観音さまに青年の 初瀬の山のお百度参り
8
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灰色猫
残虐に人が死にゆうくお話がベストセラーでいいのんでしょうか
11
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灰色猫
うつむいたままで大人になれたのさこの心臓を守り抜いたよ
11
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灰色猫
幽霊で幻だってかまわないあの日のように嫌いになってよ
9
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谷村思亜
悲しみが 深く心を削り取る 居場所はどこにも見つけられない
9
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吉野 鮎
插しをけばあぢさゐの芽は膨らみて彩り變へる花を夢みる
11
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吉野 鮎
ほととぎす時を惜しむや鳴く聲の雨の眞夜裂き彷徨ふ戀を
9
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吉野 鮎
羞ひの螢ふくろは雨に濡れみつよつ白を夕闇に燈す
11
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吉野 鮎
流れくる昔は今とかなしみの深みに沈む汝がうしろ影
8
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滝川昌之
ファッション誌 かぶれるように真似をして学生街の蔦青きころ
19
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滝川昌之
一息はコーヒーでなくお茶でなくマスクはずして汗拭いてつく
20
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夢士
夜の街静かに更けて月の出づいつしか暦は水無月となる
9
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ななかまど
遠きほど白を極めるワタスゲを自在にゆする峰の清風
12
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横井 信
もうダメとあきらめていたプレゼント よろこぶ顔につかの間の晴れ
13
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名鈴
雨の朝も 清しく纏はるるやうに 生乾く衣に 火熨斗押し当つ
8
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夏深
幸せは切り立ちし崖の一輪のユウスゲのように儚く咲きし
6
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名鈴
柿の実の 甘く熟るれば その折に 訪ふべしと 笑ふ客人
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恣翁
雨を避け 薮蚊の群れは 植え込みの陰に 細かく揺れ動きたり
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