藤久崇のお気に入りの歌一覧
夢士
冬越して咲き出づ菜花摘み採りて夕餉の膳に彩り添えむ
26
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絮谷新
拍子木の渡す音ふいに止む宵に水面に搖るる月影あやし
19
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只野ハル
のんびりと過ごす時間を作ろうとあれもこれもでめちゃ忙しい
15
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灰色猫
赤茶けた煉瓦作りのボローニャの斜塔をひとり黙々登る
20
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灰色猫
上梓せし処女歌集を抱いたまま巨大なエイに呑み込まれよう
17
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灰色猫
月光を掬いとる手がぼくに言う(あなたはとても脆いうつわね)
22
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舞
桜木に弥生の春の上弦の芽もつぼめよと優し月影
16
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千映
コートなし歩ける今日はルンルンと真っ赤な靴も軽く感じる
15
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へし切
みよしのの吉野の山のさくら花はなやぐ春をふふみて待てり
27
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灰色猫
箱ティッシュぬぐってくれたねぐちゅぐちゅと破れたぼくの恋の鼻水
21
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石川順一
エアコンを切ったばかりの温みかな白梅ばかりを見て来た日には
22
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詠み人知らず
爽やかに 啄ばむようなキスひとつ 夜までお別れ 淋しさ我慢
17
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詠み人知らず
思ひやる本音の助言 身に刺さり 子猿の内の鬼 目覺めけり
14
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詠み人知らず
底見えぬ 記憶の海に沈ませばや 流しし涙 嗄れせし声も
14
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野々花
知らぬ間に心に宿る淋しさによく似た今朝の白過ぎる月
25
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なかしぃ卿
春過ぎてまた春が来て春迎ふあとどれくらい桜見れるか
6
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なかしぃ卿
高校の帰り道に立ち寄りてたい焼き買ひし受験の冬
11
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なかしぃ卿
荒川の土手に集いし生徒らを見守る教師巣立ちの時を
6
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なかしぃ卿
ラジオから流れてくるは思い出の曲ぞ誰かの想い込めらる
7
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なかしぃ卿
いつもとは違うルートの帰り道住み慣れた街の見慣れぬ風景
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