山桃のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
寒いからストーブをつける感覚の恋なら要らぬと毛布をかぶる
3
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光源氏
身の上のつらき定めの月影にひそみ聞きしを謌のはげみに
22
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光源氏
此岸にあぢはふほどの宿もなきたぎつ思ひの時ぞ流るる
7
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小原真琴
七夕の 夜を憂きぬる 倭方の はかへる人を 忘れかねつも
3
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ケンイチ
吐く息を無へと還して星空に心を開く無限の宇宙
10
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螢子
渋皮煮コトコトと煮える鍋の中刻はゆっくり流れて 甘く
7
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山本克夫
うすかわの危うき身体むいたら何もかもなくなってまよなか
3
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悠々
片恋ノヒト住ム空ヘ届ケタイハコベ木枯し恋歌ヒトツ
15
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串野
ぼくはもう駄目かもしれない秋冷えよぼくの臓器をひとつだけやる
5
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串野
底辺に高さをかける残酷を半分にしてさんかくは泣く
7
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串野
てのひらの軽い希望は燃え尽きて心臓型の灰皿満たす
2
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大河千紋
よろづ世は古今千載金色の葉末に花と咲ける詞を歌詠みに与ふ
9
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わだたかし
富士山がくっきり見える朝だからまっすぐキミの目を見られない
4
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詠み人知らず
言の葉が翼にのって舞い降りて耳を澄ましこころを澄ます
5
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光源氏
道行きの夜露をかこつ夕顏の導きたまふ光のどけし
14
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光源氏
あひ見むはいみじき文の草の葉かうすき紅さしまつといふらむ
9
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光源氏
山の端を見すれど月はかたぶきぬ別れの道のわびぬれしほど
11
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falcon
友禅の裾の千草に嵯峨の風そむれど散らぬ花ゆゑかなし
14
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falcon
秋の野に足踏み入れてよく見れば千草の種の無用に散る
7
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詠み人知らず
溜息を挟んだ辞書の湿り気が転写されてく頁の歪み
9
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