平 美盛のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
雨がふるただそれだけで安心し夕食の食べられた我なり
17
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ケンイチ
激流に委ねるべきか舵取りの及ばぬ舟にはためくドクロ
13
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ゆびきゅ
愛の名の山の高さに気づかぬよう 稜線を消す霧をかぶせて
29
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紫苑
月の香や身ぬちにしろき波立たばひとしく夜の女王の子ら
18
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ゆき
夢費えて せめて夢でもと 夢を見る 夢で見たのは 夢のまた夢
8
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芳立
草いきれ入りつつうらの路ゆかば幼きわれが隠れゐるべき
16
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薫智
いつだって長いトンネル抜けたとき見える景色にわくわくしてる
12
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芳立
ゆくみづの堰かれ湛ふるしがらみをかれたる下のなどて称ふる
16
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聴雨
にほやかに詠へるひとの目に映る真夏の花も月もうるはし
13
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芳立
絶えぬ音はきくぞかなしきたまのをのみじかき夜目を蝉はおぼえで
19
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たんぽぽすずめ。
前置きの長い手紙に思い出が多くて気付く君のさよなら
23
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たんぽぽすずめ。
冷風に熱波が混じる短命の恋と似通う夏のざわめき
27
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聴雨
真夏日の午後と云へども風に聞くまだ透き通る秋のにほひを
13
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沙羅
真夜中に月のひかりを浴びながら人魚は蒼い涙を流す
16
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沙羅
光さえ届かぬ海の底深く希望となりぬ一粒の愛
19
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光源氏
ただ人は立ち返り見る竜田川立て引くごとにたどる苦しみ
22
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光源氏
笹舟は差し出づる月にさすらひてさせもの草に誘ふしるべよ
16
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光源氏
流らひし亡き人思ふなぐさみぞ無げの言の葉余波の影に
14
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詠み人知らず
お米さんは夏がこないと実らない夏なくなるとやっぱりこまりし
12
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光源氏
しがらみは重波の川に敷くものぞしげし心でしこなしは出来ぬ
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