庭鳥のお気に入りの歌一覧
山田杜魚
夕餉にと鯵の開きを図書館に求めて「海産物大全」を借りぬ
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詠み人知らず
透明なビー玉ラムネ瓶越しに見つめるような夏でもいいな
14
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詠み人知らず
縄張りに葵の格子が現れてモンローウォークが上手くなる猫
5
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詠み人知らず
真夜中にアクアクララが溜息をついてるオマエも眠れないのか
8
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風橋 平
ひた青き風のつらなりさむざむと双掌にあまりある過去帳
9
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たちかわ
自由とはこんなに寂しい夕焼けのなかを一人で帰ることです
20
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百花(ももか)
瞬きをした瞬間のスクリーン映す誰かを知らないフリする
2
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百花(ももか)
「もう僕を忘れたの?(笑)」もともと覚えてなかったけどね
1
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さめ
きょうも働いたきょうも暑かった腹いっぱい眠たいキミに会いたい
3
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三沢左右
振袖にアナスイの紙袋持つ乙女に汚れ些かあらじ
14
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日央
蝦夷の名が付きし花を数えれば夏の初めの香りを感ず
7
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浅草大将
花うせてのちの実りに色も香も匂ふぞうれしあを梅のころ
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falcon
長唄の稽古帰りの京小紋すそにやさしきはつ夏の風
15
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聴雨
枕べに散らばる思ひふたつみつ歌にはできぬ瓦礫の言葉
13
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環
球体の破壊あるいはたんぽぽの綿毛をとばす 遠くへ あるいは
8
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まるたまる
雨雲が東京湾を横切って情緒不安な湿り気を呼ぶ
5
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たつかわ梨凰
熱帯の夜気をまといし少年王その褐色の抱擁をおもふ
6
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たつかわ梨凰
青年の美貌宿せるメデューサを苦悶の蛇ごと掻き抱けば雨夜
5
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半格斎
人知れず深山彩なすうつ木花の咲くやひといろ誰のためなり
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光源氏
春の夜のやさしき風にいだかれて強く生きまし麗人の草
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