詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
雲の上をじっと見つめて前を向き君と歩みし道の続きを
18
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西村 由佳里
この駅に降りてみたいな今までの狭い囲いをちょっと壊して
7
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舞
胸深き闇に仕舞わる熾火さえふと現れる葉桜の頃
12
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荒野のペンギン
新聞の記事を切り抜く楽しさを新聞読まぬ人は知らない
4
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KEN
雨が止みヤコブの梯子架かる朝僕らは笑みで小指を解いた
8
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石川順一
つばくらめ公園の木々飛び渡る躑躅も殆ど散ってしまった
15
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石川順一
本屋には詩の雑誌など見付からず母の床屋も長くかかって
9
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詠み人知らず
寄り道をしたい人だけチラホラと目礼を返す白木の鳥居
4
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詠み人知らず
関係の稀薄さばかりに救われて人の名前を忘れた途に
8
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千映
早々に母に届いたカーネーションお礼の返事の大きい声よ
12
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詠み人知らず
諦めとふ心の鎖ぞ千切らなむ 加齢を由に己を縛らざれ
7
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横井 信
葉はひとり くるりと屋根を超えてゆく皐月の空の雲を目指して
10
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深谷真雪
しなやかに生きたいどんな雨風の中でも倒れぬ竹のように
8
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ななかまど
田の畦に立てば涼しい風の道白銀色に早苗なでゆく
6
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幸子
吾が中にその作だけの時間軸ありて動き初む 新刊の出て
13
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へし切
ひそやかに野にある花は手折らずにやはり野におけ季節のまにまに
20
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滝川昌之
僕は妻 君は飼い主 待ちわびる 忠犬どうしで スーパーの前
21
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千映
少し触れ手を絡ませて腕を組むやりたかったね若かりし頃
15
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秋日好
兵役を辞した若者ぎこちなく花苗植え込むブロンズの鉢
18
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コタロー
澄み渡る五月の空は誰のもの鳥は羽ばたき囀やめず
6
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