詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ながさき
西の空 宵の明星 輝けり 茜の残る 虹色の天
29
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林林
生きていてあなたはどうか生きていて祈りよ届けわが身裂けても
17
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林林
母がいて手帳覗かれ叱られたああ夢なのか朝日が昇る
24
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九條千鶴
蜜もとめ花の枝に羽やすむ小鳥を見つつ飲む花見酒
8
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林林
三度目のつぼみふくらむ胡蝶蘭三回忌にはゆかりの人が
26
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吉野 鮎
苦味きくジョニー・キャッシュの歌聲をレコードに聽く君がコレクション
8
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吉野 鮎
レコードに針落とす時息つめて目凝らしてやさしくそつと
10
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詠み人知らず
校庭の小さくなった鉄棒に 小さいままの 僕が座った
24
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桐生賄
「この子はね お腹をすかせて 亡くなった おにぎり供えて ちょうだいね」って
23
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九條千鶴
舞いおちる桜吹雪で着飾って踊る生者と眠る死者
6
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まあさ
三月の みぞれ降る朝 諦める ことの切なさ 身にしみてゆく
23
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へし切
浮かび来る五七の調べ書き留めるインクの匂い和むひと時
29
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灰色猫
さらさらと母が流せし言の葉に想い偲ばす曲水の宴
29
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石川順一
春の雪妙に明るく降って来る大地を濡らす程度で止んで
24
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ラベンダー
祖父の死出 見送る勇気 持てなくて それでも時は 刻一刻と
29
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新座の迷い人
瞼閉じ 故郷おもがげ 浮かびきて 過ぎ去り昔 恋しかるらむ
18
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舞
「桜がねっ つぼみ付けてる 小さいけど」頬染め語る妻子の如く
12
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inosann
会話なき息子の言葉を妻に聞く「今や腕相撲父に勝らん」と
24
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野々花
懐かしい詩集開けば舞い落ちる匂い残りし落ち葉のしおり
26
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秋日好
遠心力抗しきれない子供の手重力通り身体は地面へ
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