山桃のお気に入りの歌一覧
あまいりょう
おだやかな声で小言をぽとぽととこぼすあなたは微笑みながら
3
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生レバー
ちっぽけな 掌見つめ 無力さに 浸っていたら 夜は明けていて
6
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悠々
こがらしに耐えて咲く花ふたつあり春遠からじとつぶやいてみる
15
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bgvillea
いつか灘暮れると残し今日までは生ひても酔ひの未だ恋ひ春
5
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bgvillea
弥日異に目うら日うらに薄紅の涙引くあはれ桜花抄
4
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bgvillea
ざざめきの狭蝿湧く夜にくら影の底窮の澱を梳く月ぞかし
6
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bgvillea
躑躅花にほえ娘子のあま露に酔ひて舞ひよる袖の蝶蝶
8
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bgvillea
あをの天うす明いろのとお野にも果てには君の見る星やあらむ
12
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bgvillea
雨注きほた落ち項を垂れてなほ咲ける芍薬嗤へ嗤へよ
3
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bgvillea
鹿の奥の木立の遠啼きに涙する吾は人と知るらむ
5
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浅草大将
つるぎ刃の身を切る痛み忘れじと我が心にも飾る柊
21
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谷川めぐむ
騒音にまぎれて君の声だけがやけにはっきり聞こえる真昼
9
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紫苑
まことなき徒花としてみづからに緋文字の衣をまとふ闇月
11
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海月琉珠
独り占めしたお布団で夢見れば 体感温度と一致せぬ朝
4
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庭鳥
聞きようによっては海の寄せ返す波の音に似てる木枯らし
5
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詠人不知
風たへて雲涯るそら真ん中に つっ立ってゐる クスノキのあを
4
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詠人不知
星の海 行く客人は 茫洋と 夜光干し満つ そら藍に揺れ
4
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光源氏
影追ひて袖うちぬれし秋の夜にいへぬいたみをてらすともし火
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光源氏
ゆふされば嵯峨野の風にうづもれし我をまつらむ鹿のこゑかな
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氷魚
「頑張れ」は年を経ること質量を確かに増して笑えなくなる
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