詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
震災の痛手この身に吾はなき歌詠めぬまま一夜明けぬる
20
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道ゆけば晴
君がため空回りした日を悔やむ心寄り添う大事を知れり
11
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石川順一
皮剥けて水膨れとなり瘡蓋が小さくできる今日の朝かな
19
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まあさ
堂々と 主張してくる 傷痕に 臆せず夫は 今日も短髪
22
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inosann
親らしくあり続けんと子のために積たる月日のアルバム開く
27
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秋日好
ほろ酔いの危なっかしい君の前立ちはだかって後ろに白線
21
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秋日好
人目には妻に抱きつく酔っぱらい 立っているのもつらいと知ってる
22
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蔓葵
つれづれと春の空よりくだりくる忘れがたみの雪ぞかなしき
12
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澄舟
かたすみに我と菜の花映りおり鏡あかるきロッカールーム
14
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灰色猫
永久の栄華を誇る樹々たちに埋没されゆく憐れな墓標
21
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灰色猫
翁見ゆ林檎の色は何色ぞ我と同じき紅にやあらむ
20
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灰色猫
善でもなく悪徳でもない知性という道具をぼくら持てあましてる
22
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紫苑
尹東柱生れてももとせすぎゆきの影しのびよるうつしよにゐて
14
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香月
儚くも想い漂へば現世の夢も果てなく幸もあらむや
9
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へし切
淋しいとひとり寝ぬ夜は音に泣きて枕をぬらす人恋しさに
23
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桐生賄
故郷だ!報道特集見いる吾 「絶対復活!頑張っぺっちゃ!」
22
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只野ハル
悲しいと呟くのって悲しいね時も癒せぬ深い悲しみ
26
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葱りんと
実害の 無かった自分は 悲しいと 感じる気持ちも 遠慮があって
18
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ながさき
災害の 救助法こそ 役立たず 古い法律 なにゆえ放置
24
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デラモルテ
皎々と冴えわたりたる小望月こころの底に影を忍ばす
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