あぶくのお気に入りの歌一覧
河のほとり
さみだれにつらき涙もまぎれてぞさらに思ひを知る人もなき
11
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河のほとり
つらからむ里をよそにて大空を人知れず行く風にならばや
9
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千草
気が付けば「普通」は遠き場所にあり行くも戻るも遅過ぎる歳
8
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び わ
次の手をじっくり読んで大切に今日という日もまた替えがたし
7
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葛城
靜かなる水の面を窺ひて魚影を捉へ此處を愉しむ
7
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松本直哉
あすはただわかれゆく身ぞ笹まくらかりねのやどの明かりを消しぬ
8
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名鈴
ほととぎす 鶯の宿 求めては 雨にも夜にも 鳴き渡るなり
11
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桜田 武
蛾の如く居酒屋の灯に誘われし若き日遥か街は今遠く
8
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音弥
二重苦も三重苦もの難局を乗り越えて無事に男を上げるか
10
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芳賀理音
雪女郎かもめと泣いた港町つららで煙草消す夜明け前
4
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へし切
あぢさゐの花は未だしに世の中は梅雨入りの便りはや届くらし
14
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綴迷停
白黒の画面が織りなすその映像歴史の在り方白黒つかず
2
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falcon
貧しくも遊ぶ笑顔のおやつには土手のスカンポ畑のトマト
9
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ななかまど
父は皆山に帰ると信じおり田を見守りて山桜かな
13
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高松 蓮
高架下 漏れる雨だれ 傘で受け リズムがいいと 喜ぶ娘
8
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高松 蓮
私より 私のことを 覚えてる 旧友たちと 集うリモート
6
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滝川昌之
差す人と差さない人がいる雨で どちら派に付くおニューの傘よ
19
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KEN
さみだれの 拍子にしづか 籠る神 その杜の奧 御扉かたく
10
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可不可
焼け残る西の空とて無かりけり 傘から覗く帰り道
7
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詠み人知らず
部屋をみて 広く感じた 揺らぎなく 私の恋は 終わりを告げた
5
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