詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
明き月に 出で来し女の 青き影 呼べど応へず 直ぐに過ぎけり
14
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恣翁
鏡見て 老けたるを知る 籠の鳥 同じ身空の 虫放ちけり
23
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恣翁
鷺のごと 足上げ歩む 松林 歓声聞こゆ 茸獲たるか
12
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恣翁
船泊めし 運河は 深き夜空なり 無数の星の 傍に瞬く
31
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恣翁
奥深き 竹薮に坐し 琴弾けり 人知らざるも 月のみぞ来し
22
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恣翁
暖かな お日様みたいな蜜柑 手に 自然と どこか動いてしまふ
20
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恣翁
人気なき 山に 松笠落ちし時 君応に 未だ目覚めたるべし
14
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恣翁
何処なり 今宵の宿り 天に到る 馬上の旅に 煙も見えず
13
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恣翁
嗤ふ莫れ いつまで生きる つもりかと 何時か死ぬれど その期知らねば
18
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恣翁
清しき夜 高き天より 露墜ちぬ 蓮の台に 定まらずして
29
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恣翁
角笛に 残月の下 徘徊す 郷里の夢に 君見ざりしかば
18
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恣翁
枇杷の木は 庭の隅なる 蹲の 上に 素朴な蕾つけたり
17
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恣翁
遙かなる 郷里になむ 帰りたき いま秋雨に 雁が音聞けば
14
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恣翁
鈴懸を 黄ばませむとて 秋風の 今宵も訪ふや 新宿御苑
18
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恣翁
陽傾き 凪ぎたる河岸に 疎らなる 漁夫の苫屋に 鱸売る声
15
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恣翁
群雲に 滲む光は 磨きつる 鋼のごとく 冷たく覚ゆ
19
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恣翁
蓮枯れ 菊萎るれど 柚子は黄に 熟れて 蜜柑も緑なる時
14
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恣翁
秋深み 棕櫚の梢に 一輪の 朧に白き月 懸かりけり
21
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恣翁
歌の種 尽きたらめやは 先達に 励まされては けふも詠むべし
22
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恣翁
仏壇の 小さき香炉 ひっそりと 煙も立てず 冬めかしけり
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