詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
雀らが 衝羽根柿に 遊ぶ庭 少し慰む つゐたちの朝
11
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夢士
除夜の音や遠き昔の初もうで語り炬燵で熱燗徳利
15
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滝川昌之
「元気か?」とそれで温もる印刷の賀状のすみの友のくせ字に
27
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秋日好
新年の抱負の乾杯君唱う「病院無しの年にしたいね」
14
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Chico
いぬのせに漣寄せる 朝こそ みなぎるを待つししの温もり
18
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芳立
せめ寄する猪あらばさわぎなき心に獲りて鍋にこそせめ
7
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灰色猫
お雑煮は白味噌仕立てかぶら入り熱々のまままずはおとんへ
22
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舞
目覚めては共に布団で「おめでと」と妻と交わして年の始まり
13
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高松 蓮
知らぬ間に 小柄な自分と 並ぶほど 縮んだ父の 元気が嬉しい
6
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へし切
何事もなく過ぎる日々 一年を思へば これが幸せと知る
17
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恣翁
夜衾の凍みは 眼を冴えしめて 硝子戸揺らす凩聴けり
20
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横井 信
過ぎてゆく年の終わりに振り返る写真にそっと言葉を添えて
16
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横井 信
年の瀬の空に飛び立つ飛行機の後ろに続くまっすぐな雲
12
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千映
誕生日クリスマスやらお正月かためてお祝い二番目の孫
11
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滝川昌之
猪に年の主役は譲れどもマークマークの土手は譲れぬ
20
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夢士
年末に寄せる大波大晦日日暮れに去りて静かな年越し
12
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千映
人間はどこに幸せ感じるか生き方見直す大晦日かな
12
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千映
料理酒味醂がどんどんなくなってお節という名の料理に幸ある
9
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恣翁
火の揺るる暖炉の前の敷き物に 犬腹這ひに 安らへりけり
16
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舞
いち年の厄をみそぎて新珠の佳き歳なれと妻すす払い
10
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