芳立のお気に入りの歌一覧
光源氏
なぐさみの雨にうたれてさまよへど思ひの川はいやまさりけり
20
もっと見る
横雲
濃き色を秘むや紅花摘み居れば棘の痛みに知れる苦しみ
4
もっと見る
聴雨
朝まだき鳥の音のみの透きとほる蒼ひといろの道に佇む
19
もっと見る
ケンイチ
変はらずに海峡に生ふる一条の碧を求めぬ 雨音遠し
10
もっと見る
紫苑
雨ふらぬ空みあげつつあかねさすあぢさゐ花はかげをうしなふ
13
もっと見る
横雲
あぢきなく過ぐる日数も紫陽花はよごとに濡れて色まさりゆく
6
もっと見る
浅草大将
夢に見ればうつつに遠き北ぐにの旅のそらちの夕暮れの雲
9
もっと見る
聴雨
月影も絶えてひさしき枕辺にかよひし文の玉とかがよふ
12
もっと見る
只野ハル
雨降らぬ田に水入れて苗代の稲が伸びゆく青空の下
10
もっと見る
只野ハル
図書室でこっそりキンドル・ファイアに入れたミクさん見ていたりする
3
もっと見る
村乃枯草
馬鹿なんて信用しない君だから頼った相手は周到な詐欺師
1
もっと見る
水中あやめ
我もまたたどり行かばやふみ分けしいにしへ人の水茎の跡
5
もっと見る
紫苑
地にありてやさしき剣をたづさふる若き外科医のまなこすがしき
6
もっと見る
只野ハル
スマホとタブレットのハンドクリーム朝に拭き取りまた指を見る
5
もっと見る
横雲
衣干す梅雨の晴間のきらめきにたよりあらむを頼み影追ふ
2
もっと見る
浅草大将
寝ねもせず語る一夜を寄り添ひてあかしの浦にいづる友舟
14
もっと見る
聴雨
くちなしの香に誘はれて訪ぬれば夜目にも白し絹の花影
16
もっと見る
卯月
失ったものの全てを打ち寄せて記憶の中に浮かぶ海岸
13
もっと見る
ケンイチ
くもり窓のわれうつ雨に肯定を唱へて雨はいよいよ強く
8
もっと見る
只野ハル
短めのTシャツにローライズ私の背後に立たないように
4
もっと見る
[1]
<<
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
>>
[484]