コタローのお気に入りの歌一覧
ななかまど
二十日づつずらして種を播きし母とうきびの芽の出れば思ほゆ
11
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ななかまど
コシヒカリ根張りを終えて五月には五月の色を田面に置く
8
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ななかまど
歳月は人に等しくあるらしくひと夜のうちに馬齢かさねる
7
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ななかまど
人つくる田の水鏡ひろがりて青かぎりなく写すこの星
11
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名鈴
弱き故 祈ぐ心地にて 病避く 術を供物の ごとく取り具す
9
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名鈴
大人びて 親の叢より 根延へさせ 離れ抜け出づる 破竹の筍
8
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名鈴
十年前 植ゑし畑の 竜髭菜 馳走忘れぬ 律義者なり
10
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名鈴
旨味みな 米に吸はせし 鯛飯は 炊きたて論なし 茶漬けさらなり
10
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名鈴
実のつかぬ 皐月の柿の 木の元に かへりみられぬ 花ぞ積みつる
9
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横井 信
眠れない夜にひろげたメモ帳はやさしい風につつまれ眠る
9
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横井 信
まだつづく在宅の日々 壁際で僕を拒んでそっとため息
7
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横井 信
疲れても眠れぬ夜に窓を開けそっと招いた皐月の夜風
14
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横井 信
疲れ眼のぼやけた視界 寝転んでじっと見つめる文字との対話
8
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ななかまど
日照り耐えふさふさと葉の夏だいこん辛きを噛んで母恋う日なり
10
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横井 信
リモートでつながる仲間 あちこちとチャットの文字は画面におどる
7
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滝川昌之
ハネ上がる俺のくせ毛と腰痛が敏感に告ぐ雨季の近さを
13
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滝川昌之
エッシャーの騙し絵のごと補助金に辿りつけない国の制度は
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滝川昌之
メモでない自前の言葉はリーダーの本気が届くよく腑に落ちる
15
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滝川昌之
薫風と猫バスに乗り病床の母のもとへとサツキとメイは
15
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滝川昌之
トボトボと鍵を失くした子のようにハローワークを出入りの人は
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