山桃のお気に入りの歌一覧
庭鳥
しらふでは捻り出す歌ほろ酔いの夜にはどくどく溢れ出て来る
19
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庭鳥
うたのわに毎日五首の呟きを凍結保存するのが日課
8
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猿ノ丞狂介
見てのみにせばよかりしに桜花手ごとに折りて家苞にしき
5
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山本克夫
一瞬で気化した嘘が横殴りの雨となって頬を叩くのです
4
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卯月
姑が吾子抱く姿眺めつつ母には抱かせたくなき非情
4
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紫苑
思ひ侘び日の入るかたを眺むれば海を隔つるひとのこひしき
14
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光源氏
よはの風ふけゆくままにうち越えて君を待ち戀ふ冬の山の辺
10
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光源氏
かきくらす有情の月の顔振れにただわび濡れて落つる白露
8
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光源氏
かれはつる吉野の山の夕まぐれ別れの道をひとり見むかな
8
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浅草大将
言の葉の積もらば下に隠り沼の泥の底を誰か知るらむ
7
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只野ハル
輝かず命も生まず漂う褐色矮星の無為に過ぎる時間
3
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只野ハル
仕事納めの夜一年分の疲労を洗い流せない風呂
5
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黒須牡丹
干からびた布巾に水をふくませる わたし不在の部屋には誰も
2
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紫苑
新しきあるじの思ひ身にうけよ百年を経しうつはを包む
6
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粕春大君
かささぎの橋にやすめる雲客に天つ扇の風をやらまし
15
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粕春大君
時しもあれ人の別るるものとても葛のうらみに秋風ぞ吹く
16
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粕春大君
あらたまの弓張月のいるごとに赤る竜田の山紅葉かな
18
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粕春大君
浦の江に叶ふ社の木綿だすきかくる想ひを知る人ぞなき
18
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粕春大君
冬枯れの野におく霜にひさかたの天つしるしと照る月夜かな
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粕春大君
山里の木の葉乱れる凩の吹き渡る夜に月は揺るがず
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