KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
完治してリハビリ室を出る俺を気丈に祝う出れぬ老い友
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みをつくし
こぼれいづ麗し草花 陰支ふ 白妙菊こそ奧ゆかしけれ
20
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ななかまど
実は熟れて倒れし稲を起こすとき日の恵みなき細き茎見ゆ
13
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名鈴
一人居て 思ひ集むる ことどもも 汝が顔見れば たちまちに消ゆ
11
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朔夜
流されて後ろ振り向く暇さへも殘り僅かな十五夜の月
4
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横井 信
山寺へ枯れ葉踏みしめ神無月刈田にのぼる野焼きの煙り
12
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滝川昌之
オフィス街一輪咲いた秋桜はキッチンカーの君の細腕
18
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おじい
おぼろなる 国に住みふる 御母が 具に歌ふ そは七つの子
11
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みをつくし
また一人先輩の訃報聞き及び 寂しさつのる秋の夕暮れ
18
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ななかまど
すずやかな風に稲穂が鳴りたれば踊りくるなり亡き父母は
13
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灰色猫
愛だけが未来を変える力なら愛なき人を捨てるのですか
8
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灰色猫
巡礼をするかのように満天の夜空に浮かぶ月の帆船
12
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名鈴
田舎には 留守神御座し 丸家には 独り宿守る 吾が汝を待てり
11
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横井 信
欠けてゆく月のあかりは淋しくて静かな風に木の葉は落ちる
13
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滝川昌之
給湯を点けずに済ます洗顔もあと数日と撫でる剃り跡
16
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みをつくし
マスクしてアイコンタクトなし得るは 大人ばかりで みどりご及ばじ
18
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ななかまど
いわし雲すずめおどしと秋あかね里の田んぼの秋物語
13
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稲千代
探らねど目に入り来たる望月の下の水面に浮きたる影は
10
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名鈴
晴れ渡る 秋の夜空に 金砂子 惜し気なく蒔く 最中の月よ
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横井 信
まっすぐに背筋を伸ばし踏み出せば秋の深まる10月の空
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