KENのお気に入りの歌一覧
横井 信
里山の小さな森も秋深く実りけるかな冬鳥の声
14
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朔夜
雨は止み空は青ざめ逃げてゆく今年の秋は深くなりそう
5
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灰色猫
大切な誰かをなくしたそのあともつづきがあると果てしない空
13
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灰色猫
後ろ指さされることを恐れては今日も誰かに愛されたかった
9
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滝川昌之
くしゃくしゃの「学級通信」広げ読み子の担任の労をねぎらう
14
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みをつくし
うたのわに蹈み來たり居て去りゆきし 歌人の思ひ それぞれありや
28
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みをつくし
また野分 遙かに遠く來るらしも 樹々の枝葉のそれぞれの搖れ
19
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ななかまど
柿の木に日がな姦しヒヨドリの密に群れるは話題のありや
7
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ななかまど
入り口に期待を置いて美術館出口に立ちてこころ満たせり
7
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名鈴
文さへも 君を絡ぐる 我が儘に なりはせぬかと 硯に涙
11
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横井 信
秋の田に実る稲穂の刈るを待つ朝のひかりに急ぐ叢雲
11
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うすべに
色づけば急ぎ散る葉もそれらしく 花に同じと風がつぶやく
10
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夏深
見覚えの町の小さな自転車屋元気でいるらし店が開いてる
7
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夏深
窓際の席から見下ろす街並みは見慣れぬ顔のふりして灯り
9
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滝川昌之
忠実に芳香剤の香を模した金木犀が街に置かれる
14
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みをつくし
散歩道 ひと月餘り顏みせぬ あの老犬は健やかなりや
20
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名鈴
道行きは 夢にやあらむ 心乱れ 実らぬかもと 嘆く山菅
12
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ななかまど
赤ちゃんの声聞こえない山里に音なく眠る老いたる人ら
9
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横井 信
広すぎる宇宙の世界で揚げている君の信じた夢色の旗
14
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灰色猫
はじまりはほたるのような憧れで気づけば地球がほたるのようで
10
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