灰色猫のお気に入りの歌一覧
中野美雄
逝きにしきみにいたも恋ひつつ味真野の蓮池のほとり恋ひ嘆くかも
4
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石川順一
釘打機ネイルガンとも言うものか焼肉屋に入る前に聞こえる
8
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石川順一
大量の茄子を残して夕餉かな御飯はキムチだけを当てにし
8
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中野美雄
くれなゐにほふ恋の花蓮 味真野の水のいろ清き糸蜻蛉の夏
4
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工藤吉生
オレのだと思ったパスタが近づいて隣の席に置かれる真昼
9
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秋日好
この身体でしかできない人生を苦悩ばかりの老い先に向け
22
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黒
大切にしたいがしなきゃいけないに変わったらもう終わりの合図
8
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仁奈
花火の音だけが響く暗い部屋耳を澄ませばあの頃の君
8
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中野美雄
夕河の流るるなへに中空の紺青 澄みてきみ降り来たまへり
6
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黒檀
ワンマンな言い訳だって愛しくてついてきたよ姉さん女房
6
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なかしぃ卿
八月は戦後生まれの僕でさえ思うことあり遠い空見て
7
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西村 由佳里
金網のフェンスの向こうは君たちのための世界だ 白球を追え
4
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たたたた
君の目に映ることさえ躊躇してネイルの剥げた爪先を見る
5
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黒檀
古民家の囲炉裏に座るばあちゃんに車座で囲む猫ねこネコ
5
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滝川昌之
イヤホンをはずして蝉の歌を聴けハナビ撮らずに胸にしずめろ
23
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己利善慮鬼
翼には君の名前を書きましょう万里の空で迷わぬように
4
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関山里桜
アパートの高き窓より零されて路上にまろぶ風鈴の音
10
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へし切
味付けの基本はやはり「さしすせそ」子供を伸ばす基本もやはり
24
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千映
くしゃみした母のお腹にそっと掛けすこし厚めの夏掛け布団
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inosann
「座敷わらし」ならぬ「座敷ばっかし」と吾 冗談めかしに笑いを誘う
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