恣翁のお気に入りの歌一覧
七色コイン
年寄りが乗ってきたから立ったのさ言葉交わさず無言のままで
17
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あそびくも
蜩の音も気にかけず黙々とただ道を行くはたらき蟻は
17
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舞
盛夏過ぎ身に秋風の染む夜半に来る人も無く 玲瓏の月
3
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蓬法院
背負ふ死を見ずや鳴く聲しきりなり暮るる命を烈火に焦がし
4
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陽だまり
戸の陰に隱れたつもりのそのお尻もういいよと云ひくすくす笑ふ
8
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リンゴ
目の前で 幸せそうに 笑ってやるあんたなんかに 負けてたまるか
3
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ゆうくん
山椒の 実は鎌倉の 雨にはぜ この山の香を 風に伝えり
5
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三沢左右
紅に薄く絵の具を含みたる小筆を措きて画の完りぬる
27
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詠み人知らず
いつのまに実をつけたのか花ゆずの緑に心ほぐるる朝に
16
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たんぽぽすずめ。
山芋のすね毛のような髭を焼き剥けば昨日の少女の如し
13
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半格斎
穗の立ちし稻田の緑はおもむろにまだらの黄金に変はりゆく里
24
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半格斎
山峽に畑ひろがりし花搖れて白き蕎麥群秋風の吹く
12
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けにちん
靴下は二足揃って一つだねつぶやく君とはどうだろうか
1
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悠々
蟷螂のはだかる道や秋の風・澄子行くてに守る子らのあるらん・悠
19
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七色コイン
歌会の参加者見ればまたひとり詠み人知らず寂しくなるね
10
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真山千展
動物は好きになれるが動物の一種のヒトが好きになれない
4
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天野
てのひらが大きくなっていくにつれ描ける夢は小さくなった
7
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透
乱暴になぶられていた肌が在る優しい声を聞いた耳も在る
4
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元円
人混みに鶏焼く煙り立ち込めて耳を澄ませば遠雷聞こゆ
4
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あそびくも
秋晴れを待つ干し物の嵩などは知らぬ存ぜぬ雨雲のゆく
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