灰色猫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
逆剥けに生の証の朱い玉親不孝ですじわじわイタい
5
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詠み人知らず
なんつーか遺影のチョイス神過ぎてしのごの言わず赦してしまう
6
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千映
江戸切子冷酒をちびり舌の上転がす夏の夜はゆくりと
19
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千映
お供えで父の写真が埋もれてるお盆になれば生花にします
11
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中野美雄
逝くものの列に やがて我もと思へども 何ぞこころのここだ悲しき
9
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中野美雄
鎮魂歌に 浮かびくる父も 母も弟も 我が妻きみも 笑ひ過ぎゆく
8
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千映
四十個押されしゴム印賑やかにラジオ体操ペラペラの紙
13
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藤久崇
煤煙 荒れ吹く橋に 咲く菊は 知るめり乱るる 代々の嵐を
13
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ガイトさん
勇気とは少しにがめの味がして苦手なゴーヤ口へと含む
8
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夢士
時を越え訪ねし友と語りあひ日暮れて一人青春の街
20
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みやこうまし
夜深みクーラーの効く部屋にいてやっと目が覚め歌などひねる
13
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石川順一
結局は聞かぬシーディー・カセットのウォークマンの二機はさびしえ
15
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千映
君飲んだビールのプルタブ一個だけキーホルダーにしている秘密
12
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大野 冨士子
ボランティア嬌声あげて記念写真 すぐ帰りなさい 警察呼ぶぞ
117
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大野 冨士子
酒たばこ女とくれば次は株 窮迫すれば 松の枝あり
63
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林林
お盆でも急患受付あるはずで保健所かシャープ7119
19
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inosann
義足の子足の機能は戻っても家族は戻らぬシリア難民
22
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万陽
マネキンは もう秋の服 すまし顔暑さが邪魔して 買う気になれぬ
11
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大野 冨士子
濃密な大気が成した瀬戸の凪 じっとしている 生きものの知恵
116
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へし切
吾がうちになほ恋しきとひとり言つ君しあればと思ふこの頃
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