KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
草紅葉エノコログサは愛犬を偲ばす色で膝をくすぐる
16
もっと見る
みをつくし
うつぶけるシクラメン愛づ小春日に 何事もなく時は流れて
22
もっと見る
みをつくし
幾たびか言問ひしつつ回り道 われもまた行く西への旅路
18
もっと見る
みをつくし
挽歌への中傷さすがに耐へ難し ご自分を大切に 私は去ります
21
もっと見る
名鈴
物語に 組まるる仕掛け 二重三重 読むほど暗み 謎増すばかり
11
もっと見る
灰色猫
愛憎が深くなければ秒針は胸を刺さずに止まっていたのに
13
もっと見る
灰色猫
華やかに染まる紅葉が切なくて美しいのは君のせいだよ
7
もっと見る
ななかまど
大根を抜いて洗って冬に入る沢庵漬けは二人三脚
10
もっと見る
横井 信
冬の朝 工事現場の陽だまりに重たくひびく働くちから
14
もっと見る
恣翁
溜息をつきあふごとく かさかさと 枯れし花托をうなづかせけり
16
もっと見る
横井 信
真夜中にまあいいやってつぶやいて切り替えている昨日と明日
13
もっと見る
ななかまど
軽きおと布団の中にまろびくる秋が冬へと転がす枯葉
10
もっと見る
灰色猫
燃やされて仕舞うのだろう紅葉に想いを込めた手紙のすべて
10
もっと見る
灰色猫
愛しくて涙を流す砂浜に打ち上げられた日記を抱いて
10
もっと見る
名鈴
親族とは 強かる絆 然かあれど 解くか結ぶか 定められぬや
10
もっと見る
みをつくし
澄み渡る青空を背に風を受く 南京櫨のすがしさざめき
21
もっと見る
滝川昌之
会食の予定の入らぬこの年の空の手帳に迫る歳の瀬
18
もっと見る
横井 信
山茶花のつぼみ膨らむ垣根からやさしい鳥の歌が聞こえる
10
もっと見る
ななかまど
マスクして人混み行けばぎこちなく裡なる憂い空に放てり
11
もっと見る
みをつくし
落ち濡れてかさなり合ひし柿の葉の 足元重し鈍き錆色
19
もっと見る
[1]
<<
217
|
218
|
219
|
220
|
221
|
222
|
223
|
224
|
225
|
226
|
227
>>
[598]