山桃のお気に入りの歌一覧
悠々
ライターと煙草はピースだ忘れるなお経と墓は並みでいいから
45
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山田美弥
鬱という病は実は最大の自分に対する愛情表現
7
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たんぽぽすずめ。
先走る心が満ちて枯れ枝に吐息の花を咲かせてしまふ
19
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紫苑
冬霞たなびく丘の彼方より飛行機雲は天に伸びゆく
16
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卯月
願わくば溺るる愛を降り注ぎ息を詰まらせ殺さぬやうに
5
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山本克夫
終わらないものがあるような気がして円周率を覚え始める
7
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山本克夫
ひとごみにながされながら遡上するわたしは鮭のゆめをみている
15
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詠み人知らず
葉の上に露ふた雫輝ゐて切なき想ひ我のみでなく
5
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庭鳥
今更に何が出来よう真夜中の洗濯物に向かう雨粒
16
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falcon
ひとの世のとくうつろふをよそにみてあはれこの身のいつもかはらぬ
8
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浅草大将
君来るはまたも明日かの怒るがの夜かと思へば心暗しも
4
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ほたる
温もりを求めてもなお冷たさの増す指先を胸にぬくめて
4
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ことり
亡き人は何を祈らん静かなる一樹にそそぐゆうぐれの雪
16
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紫苑
教はりし詩をひもときて飛燕草の蒼き夢をしおもふ図書館
8
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ケンイチ
旅人とすれ違ひたる風もまた廻りていづれ逢う日もあらなむ
13
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詠み人知らず
太陽は些細なことに拘らずあまねく世界を照らすのですね
30
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浅草大将
西つ方入日にかかる横雲に思ふこの世の夢の浮橋
9
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浅草大将
朝つゆの命はやがてつき草に今は現しき有明の影
13
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螢子
現実をいまだ受け入れられぬまま仮想世界のうたに埋まる
9
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浅草大将
雪の夜に都の春をしのぶ山越えて何をかみやぎ野の冬
11
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