詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
お互いに遠く離れて暮らしても 孫がつなげる 親子の絆
21
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滝川昌之
珍しい酒の瓶など捨てられて集積場に名残る年越し
24
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ながさき
厳寒の 冬も必ず 春となる 冬が秋へと 戻ることなし
12
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灰色猫
微笑んで時報と話す人にあう幸せそうに愛していると
15
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蔓葵
冬木立落ち葉さびしき枝々に風の結べるふくらすずめか
14
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滝川昌之
劣化とは質の落ちゆくことでなく過ぎる月日を受けとめること
16
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恣翁
タクシーのバックミラーに 飾らるる 小さな松を ゆかしく見けり
13
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灰色猫
丸餅と蕩けるかぶらお雑煮をまずは父へと供える元日
15
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滝川昌之
来る年を濁らせまいと澄む汁の年越し蕎麦はかけでいただく
16
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灰色猫
瞬けば僕の未来を照らし出すやさしいあなたの星のかがやき
9
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滝川昌之
長押(なげし)より遺影下ろして拭く埃 父の背中を流すがごとく
17
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横井 信
年の瀬の眠りについた工場にやさしく響く冬鳥の声
12
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KEN
ぬばたまの闇につぶされ あかねさす陽にみかぎられ されど生きてむ
10
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灰色猫
大掃除だいたい綺麗になったけど自分の部屋だけ物がばらばら
14
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滝川昌之
鎧脱ぎ互いの業を労えば仕事納めの職場に安堵
14
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KEN
暮古月 燈りを探す 魂ひとつ 寒き靴の音 路に殘して
11
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横井 信
懐かしい街へ出かける年の瀬の不安に揺れるワンマン列車
9
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横井 信
帰り着く無人の駅は冬枯れの田畑の中の小さな浮巣
13
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名鈴
忠なるよ 燕南に 渡らずに 冬まで残り 仕え凍えつ
15
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恣翁
ぎこちなき会話途切れて バチバチと 炭の熾れる音のみぞ立つ
17
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