絮谷新のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
春の雨城堀の水面ざわめかせ彌生はじまる宵の肌寒
9
もっと見る
吉野 鮎
大都市の雑踏の音濁川流る不協和音に吾がナビ狂ふ
9
もっと見る
舞
水温み風や解くらんささやかな時のうつろい妻と語りつ
17
もっと見る
inosann
命綱たぐり寄せるよな透析と笑いつ話す床屋の主人
13
もっと見る
inosann
一節に「下駄をならして奴がくる」を歌いしその人逝きぬ 笑顔のこして
20
もっと見る
万陽
ありふれた 言葉に宿る 愛情を知れば君との 絆深まる
20
もっと見る
みやこうまし
紅白の花びらふぶく梅園に乙女のマフラーしなやかに揺れ
21
もっと見る
まあさ
妖艶な 光を放つ 月の下 開かれていた 歌会は夢
21
もっと見る
リクシアナ
朝ミサの鐘穏やかに鳴り渡りまだ温かいバゲットを抱く
23
もっと見る
灰色猫
物憂げな雨模様のなか八月のフルート奏者はきらりひかれり
2
もっと見る
石川順一
何時からか冷たい雨が降って来て午前の晴れがウソの如くに
17
もっと見る
千映
紅の糸どんどん太くなるようで最期はロープになって首絞め
12
もっと見る
滝川昌之
伯母が逝く介護施設で聞く伯父は無念ささえも認知の外に
16
もっと見る
滝川昌之
再会はまたも喪服の従弟たち会話も同じつい苦笑い
23
もっと見る
万陽
増えていく 栄養剤の 空きビンが前向きな君の 疲れを知らせる
17
もっと見る
沙久
日だまりの中に血だまり出来上がり春を待たずに彼女は死んだ
14
もっと見る
九條千鶴
深藍の夜空に浮かぶ星たちをレジンの海に閉じ込めたいの
7
もっと見る
沙久
「断定は出来ません。ただ恐らくは誰かが彼女を殺したのでしょう。」
12
もっと見る
沙久
魂の置き場をいつも探してる「私の生きる場所はありますか?」
20
もっと見る
コーヤ
春の色 女心を 弾まさせ お洒落の磨き 年忘れさせ
20
もっと見る
[1]
<<
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
>>
[552]