秋日好のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
プロポーズ「月が綺麗」と云っただけ通じる二人は満ち足りていた
22
もっと見る
舞
人肌の温もり恋し広き空星降り落ちるリラ冷えの街
5
もっと見る
へし切
年古れば余る時間を持て余しひとり暮らしはなどか侘びしい
13
もっと見る
ななかまど
一株の牡丹のための遠回り赤き誘惑島津紅咲く
12
もっと見る
ななかまど
濁りゆく水の流るる用水路夏くる色を作る田植え機
15
もっと見る
ななかまど
過ちを発酵させてはいけないよつまずいたって明日があるよ
13
もっと見る
へし切
水の辺に生ふる五月のあやめ草 人待ち顔に笑みて咲き初む
15
もっと見る
ななかまど
陽炎が舗装道路に立ちたれば夏の準備を指折り数う
14
もっと見る
恣翁
温かき煮しめの香り 漂ひて 火点し頃の靄に溶けゆく
13
もっと見る
恣翁
灯籠の瞬く 春の寄する潮 鳥居立ちけり 巨人のごとく
10
もっと見る
横井 信
かたばみの薄紫の花の咲く畑の隅でいちごをかじる
14
もっと見る
滝川昌之
落花した躑躅を踏まないようにして初夏の舗道で気にする歩幅
13
もっと見る
恣翁
草の上に腰を下ろせば 春の陽の 根にさへ籠る熱き思ほゆ
13
もっと見る
恣翁
野茨の花弁はひそと波打ちて 余光に香こそ 吸われ消ゆなれ
15
もっと見る
恵雪
久々に夢に出で来し母と乗る列車廃止のローカル線の
7
もっと見る
笹舟
鮮やかな躑躅の花が地にひとつ 蜜吸う吾子の幻を見ゆ
8
もっと見る
恣翁
永き日を ひとしほ永くする虻の羽音 空しく春風に消ゆ
10
もっと見る
へし切
ウォーキングながらに浮かぶ言の葉を忘れぬように呟きつぶやき
15
もっと見る
へし切
ふるさとと平仮名で書く懐かしさ 帰っておいでと呼ぶ声がする
14
もっと見る
ななかまど
窓染める樹々の緑の濃くなりて八十八夜の別れ霜かな
14
もっと見る
[1]
<<
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
>>
[1510]