桜田 武のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
まどろみて淡き想いが誘ひし紺の背広は数学を説く
18
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ななかまど
巣立ちたる子らの絵本に降る雪のときめき遠く静かに閉じる
16
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滝川昌之
解凍は首、肩、背中 熱燗の二本目くらいでやっと融けだす
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へし切
白砂に映る青松 佇めば また一幅の絵画なるかな
12
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へし切
カサコソと北風に舞ふ 枯れ葉かな 音も哀しや春を待ちわぶ
12
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滝川昌之
のど飴を分けてあげようまだ淡き産声あげる春告げ鳥に
16
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滝川昌之
この冬の最強寒波に備えるは春への思いその熱量で
15
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ななかまど
保ちゆく寂しさ幾つ思いつつ脚に貼りたる膏薬におう
12
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ななかまど
田や畑がひと色となる雪の朝白き広野をそぞろ歩かん
13
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ながさき
赤と白 サボテンの花 二年ぶり にぎやかに咲く かれこれ三月
10
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ながさき
身を寄せて 寒さをしのぐ 「サル団子」 寒波はせまる 動物界に
9
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灰色猫
守りたい命 消えてゆく命 それから 新しい命
10
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ながさき
天・地・人 世界を照らす 旭日に 無事故・安穏・平和を願う
11
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ながさき
初春の 陽射しを浴びて 若竹は 右へ左へ よろこびに舞ふ
11
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御宿川蝉
年明けて まづ咲く蝋梅の花の 青空に燃ゆ 黄金の色
11
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滝川昌之
腹減ると眉間にしわが浮く部長 大事な話は午後一がいい
10
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ななかまど
大量の洗濯物をたたみおり妻が丁寧に生きてゆくこと
12
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詠み人知らず
孤独とふ愁いにあらず静けさのたおやかなれる熱きたましひ
9
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詠み人知らず
山吹のいろ山肌に満ち満ちて烏帰り来ひと日を生きて
9
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横井 信
北風に耐えてうっすら氷張る川の水面が朝陽をはじく
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