住川幸のお気に入りの歌一覧
詩月恵
点線に降る雨の音 膝抱えタレルの部屋の隅っこで聴く
6
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五穀米
秋空の明けの水星瞬きて長き夜終わることの安らぎ
6
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おかき
どろどろに煮崩れるまで愛されて焦げに気づかず屑になりゆく
5
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真山千展
別れるか死に別れるかどちらかに向かってふたり歩み始める
13
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夏恋
想い出になりかけた頃現れてわたしの胸に波紋を投げる
3
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薫智
不自然なまでに自然な毎日でかりそめなのにいつまで続く
6
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芳立
たはむれに膝にのせれば踊り子の軽いからだが枷となる夜
6
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横雲
菊の杯交わせる人のなき儘に雲別れゆく暮るる空かな
4
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光源氏
秋の野にすずろ群れたつ女郎花我がうらぶれの果てを見むかな
15
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善田真琴
風の名を問はず揺らるる花一輪手折る人なき秋の野辺には
6
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銀
「あのね」から先をかき消す虫たちの恋と呼ぶには紅い絶叫
3
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青鳥
星屑の 奥に眠れる 昨日の ミートソースの 味が忘れぬ
2
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いちにのパッパ
八月の終わりの夜のかくれんぼ「もういいかい?」に君はこたえず
4
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紫草
田畑に仁王立ちせし鉄塔の背景となり遠い秋空
15
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善田真琴
振り向かぬ花と知りなば言の葉に触れず野を行け面影抱きて
4
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聴雨
秋あかね血潮の羽に雨もよふ空をうつして風にただよふ
9
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聴雨
歩みとめ見上ぐる先に懐かしき言よみがへる百日紅咲く
7
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大足
空っぽな月を蹴るんだ幸せのぬるま湯とかにはなんにもなくて
3
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葛山葛粉
またひとつ流れていった事実とは異なるそれによく似たなにか
3
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葛山葛粉
暑さにも負けそう、なんてそれ以外何に勝ったというのでしょうね
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