恣翁のお気に入りの歌一覧
げしゅと
打ち上げで飲んで暴れる猛禽に壁になりたる女子の悲しみ
6
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みやこうまし
神苑の手水の面に青き空掬えば底の白萩ゆれぬ
16
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ベイジー
「頑張る」が無理を重ねているようで「気楽になれば?」声が聞こえた
11
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あどりあん
硝子越し陽のぬくもりにまどろめど風ふく空の高さは秋
8
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元円
吐き出した愚痴の中身を思い出し苦笑いする酔い覚めの帰路
5
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元円
庭先で背筋を伸ばし帰宅する職場の疲れ持ち込まぬよう
3
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若楓
音も無く流れも見えぬ浅川の止まったような鯉の群影
4
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今村りいこ
立ち枯れた灰色の森未知の苔厚き緑にありし日思う
5
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今村りいこ
にうめんをすすってみれば思い出す三輪山の麓きみと旅しこと
4
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白亜
ほてりゆく身をゆるるかに静めむと胸に満たすは秋雨の香
14
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くりくりまろん
つぶらな目 見開きくまのプーさんは君の家に往く日を待ち侘びて居り
4
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七色コイン
怪談は安部公房が筆をとる砂の女がホントに怖い
6
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元円
傍らに栗の転がる山道にはしゃぐ子供の笑顔こぼれる
5
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リンダ
拘束の同意書サインする意味を父はわからず頷くばかり
13
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リンダ
モニターの波形の線が乱れても母は気丈に指示を出すなり
8
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葵の助
「裸眼だとここまで近寄らないとよく見えないんだ」とか言われてみたい
4
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紫苑
木犀のかをりを愛でつ抵抗の詩をば教へし君をこそ思へ
10
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でくのぼう
薄紅葉遠山そめて三陸の故郷燃やす悲しき焔
16
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紫草
秋寒の母の愛は鍋の中 トロトロ煮込みゆげ立ちのぼる
8
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たんぽぽすずめ。
飛び込めど山女魚を逃がすかわせみの飛沫は恋の涙の如し
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