滝川昌之のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
忌々しく内に思えど 他人から言われたくない身内の悪口
12
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詠み人知らず
子育ては成功したと思わせたく 傷つけぬよう貼り付けた仮面
15
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詠み人知らず
もみじ葉よ 散りかひくもれ 袖つぎし君 帰りゆく道まがふがに
13
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月虹
儚くて良いと心は理解する時のうつろい映すもみじ葉
28
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銀
冬眠の覚悟はあるか冬眠をしてるあいだの家賃の支払い
5
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恣翁
薄荒びしブリキに似たり 其の色は 白亜の崖ゆ 海峡望むに
17
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銀
暗闇に右の手首を握るとききみの呼吸とともに吐く息
5
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銀
暗闇に右の手首を握るときここに確かにわたしのかたち
7
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千野鶴子
ねえ君の好きそうなお菓子あったよと差し出したいのはもう会えぬ人
6
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千映
落葉掃きするより我が身大切とウオーキングの夫の背中
13
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元親兄貴
物分かり悪いやつとの議論ほど心身ともに疲れることはない
10
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矢車菊
思い出はどこかに置いていくほうが色が褪せないような気がする
19
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銀
ひらく眼に空の雫は吸い込まれそのままわたしに転生をする
5
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矢車菊
カーテンが光のほうへふくらんだ あなたが行ってしまう気がした
23
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ナゴ
大学にスーツを着た人が6人ありて、ごらんあれがアウトレイジ
3
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ナゴ
冬になりセーター出してきてみれば袖からはソースのニオイする
3
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日置鳩子
幼き日は海と思いし猪苗代湖の爪先をちいさく焦がす鳥影
11
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詠み人知らず
耳塞ぐ冬の波音消えなくて君の古傷触りたくなる
6
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詠み人知らず
死ぬ事と生きる事の意味が欲しいそれが違い人と蟻との
8
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矢車菊
掬い取る風と指とがたわむれて さよならという響きを聞いた
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