山桃のお気に入りの歌一覧
紫苑
水仙は手折りえぬほど凛として愛するものの責任を問ふ
15
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光源氏
誰がために袖うちなびく梅の花髮のみだれを君に問はばや
19
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銀
風はらむ天空の色を写しとりすべて許して咲けば朝顔
11
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銀
泥船のなかでいのちは輝いて生きて死ぬまですべては奇跡
3
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銀
しずかには死ねぬこの身を夕立の正義突き抜け満ちてゆく海
4
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銀
3秒で風呂に入れる未来なら引き出しに落ちる勇気も出よう
3
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銀
なんという土産だ彦星きみなのかそのくちばしの音待ち眠れ
5
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銀
整然と付け合う優良可は塵に世界よ 今日も静かにまわれ
3
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銀
散り散りになる雨音の波間から赤い紳士は背筋を伸ばす
4
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銀
あまりにも真っ青だから裏山はみなしごたちの揺り篭になる
3
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銀
疾走す思いは白く輝いてその手で触れてみたい音速
2
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銀
静かなるセイルは風を待っていたやわらかく強く いま、漕ぎ出でな
9
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銀
正直に生きてるだけと輕やかに嘘つく人は雨を纏ふて
4
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銀
前足と後ろ足だねこの距離は縮まらないよ 手放す他は
3
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銀
まっすぐにわたしになろうと決めたのにその嘘に揺らぐ なんてなんて嘘
3
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銀
形見分けしてくださいと羽根盗む青のまんなか小鳥の五月
4
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銀
埋め尽くすかすみ草抱きあたたかな子の子の子らのほっぺたを食む
3
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銀
つま先で捕えたきみは夕焼けの震えてる影 抱きしめていた
3
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銀
花殻の夢はつめたい風のなか蝋人形のような祖父の手
3
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銀
日だまりの銀杏おりおり重なりて標となりぬ一枚を秘す
4
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