KENのお気に入りの歌一覧
横井 信
冷えてゆく身体をぎゅっと抱きしめる師走の空に三日月のぼる
11
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橘
どれかひとつ均衡くずれ愁訴あり体の信号見落とさぬよう
7
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橘
抱え込み容器ゆすれば一瞬で氷砂糖は溶けて消えゆく
6
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橘
暖房のいっさい要らぬ国にゆく長年の夢いまも叶わず
6
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横井 信
年の瀬のすずめの歌を聞きながら鈍行列車に揺られて行こう
13
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ななかまど
堂塔の千年の息しずかなり奈良の都の秋の夕ぐれ
23
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音弥
羽化までの春をただ待つ物陰の蛹は強く冬を耐えぬく
24
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名鈴
よきものを 共に眺めて 守り合ひ うち語らひたし 許さるるなら
30
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滝川昌之
海面は気圧で上下に微動する「西高東低」浮く相模灘
17
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灰色猫
誰しもの美しき花ではならねども種を抱きて花を生きたり
14
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滝川昌之
責任は鍵の数だけ重くなる束ねることも求められては
17
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名鈴
あな畏 禁苑なれば 君が見し 御有様を 語り聞かせよ
8
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横井 信
結露した窓からのぞく青空に白く染まった雪山ひとつ
15
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恣翁
駕籠舁きの杖のみ聴きけむ 冷水の石畳に今 霙降り頻く
20
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橘
予約なし飛び込む歯医者ここでさえ若干一名師は走りおり
13
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ななかまど
粉雪は一つ一つのものとして木守りの柿の帽子となりぬ
11
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横井 信
雪の舞う玄関先でただいまとマスク脱ぎ見る親の顔
12
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Chico
初 恋 ヤ 淡 キ 被 写 界 深 度 ニ テ
10
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灰色猫
特別な想いを込めたありふれた愛の言葉で足りるでしょうか
10
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灰色猫
一票で足りるかどうかわからないしかし私は投票へゆく
10
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