恣翁のお気に入りの歌一覧
只野ハル
怒鳴りつけ涙流した母親に乞われて背中流し救われ
5
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舞
愛情のひとつの形動物の病院繁し飢え人有るに
5
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白舞
息子をね よろしくと言う 冬の朝 身の引き締まる 義母の見送り
5
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翡翠
年老いてなお寒き朝畑の人の鍬先確かに土うねり起く
16
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かぐら
運命ということにする 去り際のかすかなキスの余韻のなかで
3
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花鳥風月
譲れない何かが急に軽くなりなぜだか僕は少し笑った
8
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falcon
鴛鴦が錦を裁ちてすべりゆくあとの水面にまた散るもみぢ
14
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翡翠
鈍色のうすぎぬ揺るる今朝のそら忘れ野菊もはかなげに濡る
8
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花梨
嵐吹く峰のもみぢは逆巻きて流れゆくなり風のはやみに
19
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みやこうまし
しぐれ来て公園の秋深まればブランコ止まり時を刻まず
13
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紫草
御小水 もらして隠し笑いたる 惚けた義母の匂いで見つく
9
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光源氏
海原に散りし御靈をしのぶれどただかげろひの夢を見るのみ
12
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花鳥風月
本日の不平不満が喉元に!ごくり飲み干し糧にできるか?
2
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葵の助
歩こうよ威張って言うな上を向き偉そうに子は「おんぶ、かーたん」
2
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紫草
君がむく形いびつな林檎こそ 美味いと思う午後のひと時
16
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弥生御前
涙拭く ハンカチ差し出す優しさも アイロン掛けした人を思えば
5
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紅
今はまだ 母のゆび持つ 紅葉の手 どんな世界も きっと掴める
12
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詠み人知らず
母親の役割果す喜びと不安が交錯 娘の看病
3
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たんぽぽすずめ。
空掴む如き手をしたかえで葉を地上へ戻す雨優しかり
14
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舞
炬燵にて雨音を聞き休日の静かに過ぎる何事も無く
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